「格安SIMとはよく聞くけれど、なんだかよくわからない・数が多すぎてどれを選べばいいか……」と考えておられる方は多いのではないでしょうか。
今回は格安シムと呼ばれるMVNO・サブブランドについて、この記事でわかりやすく解説します!
とはいえ、MVNOなんで言葉は知らないとか、サブブランドって何のことですか?となると思いますので、あくまで格安シムの中の種類の1つ、として認識していただければと思います。この種類ごとに、格安シムの特徴について掘り下げて解説していきます!
MVNO(格安シムの中心的存在)
格安シムといったら“これ!”とイメージする方も多いと思います。LINEモバイル・IIJmio・mineo・イオンモバイルなどがそうですね。CMで見かけたり、イオンモバイルはイオンの中にコーナーがあるのを見たことがあるかもしれませんね。
このMVNO系の特徴の1つはとにかく安いこと。データ専用であれば、最安で月180円という非常に安いHISモバイルのビタッ!プランの例もあります。
純粋な安さをアピールするところもあれば、カウントフリー(特定のアプリやデータ形式(動画や音楽など)に限って通信量にカウントせず、容量が減らない(ギガが減らない)こと)がウリのところも。(LINEモバイル、OCNモバイルONEなど)
一方で通話料は、各ブランドの電話用アプリ(IIJmio:みおふぉんダイヤル、mineo:mineoでんわサービス)を使うことで安くなり、定額でのかけ放題がプラスできるというブランドが多く、iPhone・スマホ(Android)などの標準の電話アプリでは大手キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)と変わらない料金になってしまうことも。使い方次第ですね!
サブブランド(ワイモバイル・UQモバイル)
サブブランド(ワイモバイル・UQモバイル)
格安シムでのサブブランドといっても、先ほどのMVNOと比べると高いだけじゃない?とついつい思いがちですが、実際のMVNOは“混雑することで時間帯によって通信速度が落ちる”現象が発生することがあるんですね。サブブランドはこれらの現象が発生しにくい格安シムです。先に触れたMVNOよりは割高になることもありますがその分安定して高速ですし、大手キャリアよりは安く高速な通信ができます。安さはほしいけど、安定して動画を見たい・音楽を聴きたいという方にベストマッチな選択肢と言えるでしょう。
サブブランドはUQ mobileとY!mobile(ワイモバイル)の2つのみになり、最近話題の楽天モバイルはキャリアやMVNOに分類されるので、サブブランドには当てはまりません。UQ mobileはauの電波を、ワイモバイルはソフトバンクの電波を利用していますが、それぞれ大手キャリア(UQはauと、ワイモバイルはソフトバンクと)と提携または大手キャリアの別ブランドとして提供しているので安定した速度を出せていると言えます。
ワイモバイルの場合、記事執筆時点に時期限定のキャンペーンも実施しているようです。このワイモバイルキャンペーン、ぜひチェックしてみてくださいね!
はじめやすい格安シムは?
格安シムの中には店舗でのサポートがなく、インターネットでしかサポートを受けられなかったり、特にMVNOに多いですがクレジットカード専用(最近のVISAやMasterCard・JCBなどのクレカブランドによるデビットカード・プリペイドカードではダメ)といったブランドもあって「始めにくい」と思う方も多いでしょう。
そのようななかでも、サブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)は口座振替に対応していたり、店舗によるサポートが受けられる(これはMVNOであっても、イオンモバイルなら同様にサポートが受けられるので、「そこまで頻繁に通信しないけど直接サポートしてほしい!」という方は特におススメです)といったメリットもあり、「初めて格安SIMを使おうと思ってるけど、どこがいいんだろう?」と思っている方にはピッタリな格安シムです!
人によってどちらを重視するかは異なりますから、余裕があれば各ブランドを調べたうえで自分に合ったプランを提供しているブランドを選ぶのが一番なのですが、「なかなか時間が取れなくてそんな暇は……」となってしまいがちではないでしょうか?
そのような場合も、選択肢が限られているサブブランドの方が、選択肢が少ないことがむしろよく考えて選ぶためのエネルギーが少ない、という意味でもおススメです!
結局、どちらがおススメ?
「なんだかんだ言っているけれど、結局どっちがいいんですか?」と思いますよね。これは使い方や「どこを一番重要視するか」で大きく変わってしまいます。あまりスマホで通信はしないけれど、だからこそ値段は安くあってほしい!というあなたならMVNO系が一番幸せになれるでしょう。
MVNOは数多くのブランドがあり、料金プランも同様に数えきれないほどにあります。何かと条件があったりして確かめないとならないことが多い……となりがちですが、ほかには代えがたい安いプランが出てくることもあるので、あれこれ求めることが多くても条件に合致するプランもあるかもしれません。
では一方でサブブランドはどうでしょうか。サブブランドは支払方法が複数あったり、店舗でサポートを受けられる他に、店舗に行ってキャリア間でMNPするのと変わらない気軽さで、月々の料金を格安にできることが大きなメリットになります。特に初めて格安シムに切り替える方や、安さと安定した高速通信の両方がほしい!というあなたならこちらが断然おススメです。
いかがでしたか?この記事を参考に、ぜひ自分に合う格安シムを見つけてみてください!