拳銃で撃たれてもナイフで刺されても決して死なないゾンビたち。そんなゾンビをテーマにした作品が今話題になっています。
映画やドラマ、マンガはもちろんUSJのハローウィンのホラーナイトでもストリートゾンビが出現するイベントが大人気です。
実際10月のハローウィンでもゾンビメイクをしている人が多く、ゾンビたちが渋谷の街を練り歩いている映像がハローウィンの映像でもよくみかけます。
普通のコスプレは衣装などの準備も必要ですが、ゾンビの場合は服装はそのままでメイクだけでも十分なのでコスパの点でも優れているからかもしれません。
なぜこれだけゾンビが人気に!?
ゾンビがここまで人気になった理由の一つにアメリカの人気ドラマであるウォーキングデッドの影響もあるのかもしれません。
動画配信サイトのおかげで世界中のドラマがリアルタイムに近い状態で見れるようになったこともあって、今まで見れなかったアメリカのドラマなんかもお茶の間で楽しめるようになり、中でもウォーキングデッドは一時期かなりの人気でした。
日本でもゾンビ系のドラマが放送されたりして、日本の幽霊系のホラーとはまた違うジャンルでのポジションを確立しつつあります。
そして日本が世界に誇る文化のひとつであるマンガにおいても同様にゾンビ系作品が人気になっています。過去の作品が掘り起こされて再び人気になったり、新しい作品が増えてきたりとゾンビ系漫画はもはや鉄板に近いのかもしれませんね。
ということでゾンビ系のマンガをいくつか紹介したいと思いますので、「何か面白いゾンビ漫画読みたい」と思っている人はぜひチェックしてみて下さい。
おすすめのゾンビ系漫画
まずひとつめはアイアムアヒーローです。少し、いやだいぶグロイですがかなり面白いです。
あらすじとしては、漫画家を目指している主人公英雄はある日、彼女がZQN(ゾキュン)と呼ばれるゾンビに感染し犠牲になっているところに遭遇します。
というのもここ最近、噛みつき事件が頻繁に各地で起こっており、人がゾンビに感染して凶暴化するという謎の症状に見舞われており英雄の彼女もそうなってしまったのだ。どうにかこうにか逃げ出し同じく逃げ出した他の人々と合流しながらゾキュンに立ち向かっていくという話です。
見どころはとにかく主人公英雄がさえない奴なんですがゾキュンとの戦いを通して人間的にたくましく成長していく姿に心打たれる。それとゾキュンがとにかく怖い(笑)めちゃくちゃ強いし強靭な身体能力、それに加えて中にはより戦闘力に長けたゾキュンや巨体化するものまで出てきてとにかくスケールがでかいです。冒頭でも述べたように絵のタッチは結構グロイのでそこは結構好みが分かれると思いますがストーリーはかなり面白いのでおすすめです。それと結末も賛否両論あるみたいですが個人的には非常に面白いと感じます。
もうひとつは、ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われないという作品です。
この漫画は絵が増田ちひろ先生、原作が裏地ろくろ先生という2人のコンビで描かれている作品です。
あらすじとしては、主人公である人間嫌いなサラリーマンの武村がある日目が覚めると、世界がゾンビに支配された状況になっていたというお話です。
通常のゾンビ作品ならここでゾンビに襲われながらもなんとか闘ったり逃げたりしながら生き延びていく・・・というストーリーだと思うのですが、この作品は設定がちょっと違っています。
それは、主人公の武村だけがなぜかゾンビに襲われないという特異な体質として描かれているからです。まさにタイトル通りの設定なんですが、これだけゾンビがあふれた世界でたぶん唯一ゾンビに襲わない特殊な体質の主人公武村がある意味自由にゾンビの世界を生き抜いていくというストーリーです。
ちょっとゲスな内容はエロい描写もありつつストーリーが展開していきますので、なかなか面白くて魅了されてしまいます。ちなみに「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」は無料で見れる?という記事にも書いていますが、漫画サイトを利用すれば前半部分は無料で見れるようになっていることが多いので、興味のある人はまずはチェックしてみてはいかがでしょうか。
これからはゾンビの時代!?
今後も益々ゾンビ系の作品が増えてくるのかどうかは分かりませんが、海外ではゾンビ系の作品はホラー映画のひとつのジャンルとして確立しています。
日本の場合は幽霊系のほうが怖い作品が多く、ゾンビ系の場合は怖い作品にもなればファンタジーにもなるし、コメディとしても成り立つので作品としての幅が広がりやすいのかもしれません。
ゾンビ系イコール怖い作品ではなく、いろんなジャンルでゾンビをテーマに扱った作品があります。ネットの漫画サイトでもゾンビ系のマンガは多数配信されているので、興味のある人はぜひググってみて下さい。最新作だけでなく昔の作品やマイナーなものも含めるとかなりたくさんあるので、今まで知らなかった作品に出会えるかもしれません。